カニ日記

息子のことを中心とした

ずっと一緒にいよう

5月29日(月)晴れ
朝。月曜日の朝はとにかく持ち物が多すぎる。着替え、オムツ、コップ、エプロン、連絡帳という毎日の持ち物に加え週末に持ち帰ったシーツ、防水マット、タオルケット、帽子・靴が加わりそれらを準備するのも保育園に着いてから各所配置するのも一苦労である。(と言いつつ靴と帽子を洗い忘れて持ち帰ったものをそのまま持って行った。)保育園に着いてからは障害物競争やゲームのように一つ一つクリアしていかなければならない。最後の難関が布団にシーツをつけるステージで、他の親御さんも皆殺気立った表情で黙々と我が子のシーツを取りつけている(ように見える)。これは私だけかもしれないが、次のステージに移る時は廊下を走るし一瞬たりとも手を休めたり「○○先生今日も可愛いな」などと余計な事を考えてはならない。邪念が入ると電車に間に合わず会社に遅刻する。後から来た親御さんが私より早くシーツをつけ終わり去って行くと負けた!とか勝手に悔しがる。そんなにギリギリなら早く家を出ればよいのだが、最近トイレトレーニングをしていることもありなぜか何時に起きても余裕を持って家を出ることができない。いっそのこと家の時計を実際よりも10分くらい進めておくのが一番いい解決策かもしれない。

夜。日曜日に買っておいた材料でKが焼きそばを作った。私はその間にサイと遊びながら洗濯物を畳んだ。「てをつないでおどろうよ!」とサイはおもちゃでアンパンマンの音楽を鳴らして提案してきたが、私が生返事で畳むのを辞めなかったので、「てをつないでよ!おどろうよ!」と怒られた。なので洗濯物を畳みながらもう片方の手をサイとつないで踊った。大道芸みたい。食後も窓ガラスに映った姿を見ながら二人で前後に並びサイの考案した「きらきらおどり(きっら!きっら!と言いながら狂ったように顔と両手両足を動かしながら踊る踊り)」を踊った。どうやら自分の姿を見ながら踊るのが好きらしい。

5月30日(火)
朝。休日に買った三色のきれいな食パンを食べた。冷凍庫から冷凍したパンを取り出してラップをはがしトースターに入れダイヤルをまわすその一連の作業が最近サイの仕事となっている。この日も「サイくんやるよ!」と張り切ってやっていた。あとはパンを冷凍する時に冷凍庫に入れるのもやってくれる。何か使命を与えられるのが生きがいのようだ。食器を運んだり最近手伝いもしてくれるようになったし、その調子だワトソン君。夜は大事な日。珍しく何の連絡もなかった。帰宅したら二人はすやすや寝ていた。

5月31日(水)
朝。バタバタして家を出るのがいつもより遅れる。自分で着替えられるようになってきたものの、やる気がない時が多く急いでる時ほどやってくれない。「くつしたはいてね」と靴下を渡して「うん」と答えるが次に見た時もまだ裸足で渡した靴下はどこかへ消えてテレビを観てへらへらしている。完璧ではないが自分で履くことはできるし保育園でもしているらしいが、テレビに気を取られてなかなか家では難しい。それでいつも私が履かせてしまうので益々やらなくなる。かと言って朝サイがテレビを観ている間にするべきことがたくさんあり、テレビを消すこともできない。他の家庭はどうしているのだろか。

夜。傷がないのに手にアンパンマンの絆創膏を貼りたがった。日曜日に転んだ時、肘を擦りむいたのでアンパンマンミュージアムで買った絆創膏をつけたら喜んでいた。その傷はもう瘡蓋になっているし、「ちがでてる」と差し出した指も何も問題なかった。このような事は初めてではなく、去年あたりから保育園のクラスで絆創膏が一種のファッションアイテムとして流行していたらしく、一時期どこも怪我していないのに張ってくれとせがまれたのを覚えている。特にサイが好きだった(?)女の子がそれをしていたので真似したかったらしい。その女の子に熱を上げていた頃、ストーカーのように執着し姿が見えないと名前を叫びながら探し回り、まだ物の名前もよく覚えてない頃、駐輪スペースにとめてある自転車を見て「○○ちゃんの!」と特定していた。女の子の方が精神年齢が高いというが○○ちゃんはそんなサイをうまくあしらっている感じだった。別れた(?)のか最近は○○ちゃんのことも絆創膏のこともあまり言わなくなった。と思っていたが久しぶりに買い与えた可愛い絆創膏に再び興奮を覚えたらしい。とは言え、何もないところに貼っても肌に良くないのでとっさに「なんかいいの作ってあげるからそれはやめとこう」と言うと大人しく納得した。代わりに手芸用に100均で買ったビーズ(前Tシャツを装飾した時の余り)を繋げてブレスレットを作り始めたら思いの他食いついて「サイくんやるよ!」と専用の紐にビーズを通すのをやりたがった。うまくできると満足そうだった。ビーズの間にアンパンマンの紙(絆創膏の箱を切り抜いたもの)を入れてくれと言われ、穴をあけて通した。出来上がると満足そうに腕につけてくれた。


6月1日(木)
ほとんど記憶がない。何を食べたかも覚えていない。サイがぬいぐるみにたくさん絆創膏を貼っていた。もったいないけれど叱る気力が湧かなかった。


6月2日(金)
夜。仙台に行きたいなぁ牛タンを食べたいなぁと思いながらその念でおりゃーと野菜をざくざく刻んでパスタを作った。セロリを入れたら美味しかった。サイはセロリが嫌いなので避けていた。セロリは癖があるし私も最近まで食べられなかったので別に食べなくていいかなと思う。食後、また「きらきら踊り」をした。部屋が全然片付かない。片付けないから散らかっていく一方で恐ろしい。Kは家事を何でもやってくれるが物を所定の場所にしまったりするのだけは一切やらない(というかできない)ので私がやらない限り部屋は荒廃していく。床にサイの玩具、いつか使ったかばん、チラシ、サイが嫌がって履かなかった靴下、ハンガー等多く転がっている。私はそこまで嫌いではないが、スイッチが入らないとできない。今週は体がしんどくてなかなかやる気スイッチが入らない。


6月3日(土)
早朝から明日の夜までKは出張で不在。土曜の夜、日曜の朝しか家族でゆっくり過ごせないので土曜はなるべく出張を入れないようにと言っているが仕事上避けられないらしい。起きてから体がしんどかったので、一日辛いだろうなと思うと朝から憂鬱になった。数少ない知り合い何人かに連絡をしたが断られ続け、最後の一人が優しくOKしてくれて午後一緒に遊んでくれることになった。神様。それだけで活力になる。大量の洗濯物を干していたらお昼の時間が近づき、サイはテレビにも飽きて退屈そうにしていたのでおにぎりとフルーツを用意して近くの公園でピクニックした。おにぎりが足りなかったため、私はお湯を持って行ってカップラーメンを食べた。他のお母さんがチラチラと見ていたが構わず麺を啜った。先日シャボン玉を使い切ったので売店に売っていたクマがついたスティック状のシャボン玉を買ったら喜んでやっていた。私が吹いたシャボン玉を声をあげて笑いながら追いかけていた。
家に戻り昼寝。その間に出かける準備。起きて出発。デパートの屋上で遊ばせる。初めて行ったところだが直射日光も当たらず自然がいっぱいでいい所だった。そのまま同じ階で夕飯を食べた。デパートは遊ぶところも食べるところもオムツを替えるところもあって本当に便利だ。サイが生まれてからデパートばかり行っている。せっかくの機会なので奮発して高いメニューを頼んだ。肉を食べたら元気になった。サイはいつものようにお子様ランチをあっという間に食べ終えて物足りなさそうにしていた。帰りに駅構内で可愛いと思った洋服を試着せずに買い、サイが寝た後に着てみたらイメージと全然違って悲しい気持ちになった。まあまあの値段だったので割り切って着るのもなぁと暗くなった。


6月4日(日)
朝。昨日のデジャブのように洗濯をして干した。昨日の夜元気になったが朝起きたらまたしんどかった。公園へ行こうかなと思ったところでKがいきなり帰って来た。私がしんどいしんどいと言っていたので出張先から会社に戻る前に荷物を置きに一度家へ寄ったらしい。サイと遊んでいないことを悪いと思ったのか、少しも休まずにそのままサイを公園へ連れて行ってくれたので私は少し休まった。準備して私も後を追い、三人でまた公園でお昼を食べた。帰宅してサイを寝かしつけている間にKはもういなくなっていた。サイが寝たので二回目の洗濯を待ちながら昨日買った美味しそうなパンにアイスを挟んで食べた。とにかく部屋を片付けなきゃなぁとパンを食べながら思っていたらサイが起きた。いつもより大分短い昼寝だった。洗濯物はまだ干していない。鼻水を治す抗生物質の影響でサイが何度も下痢をしてトイレと風呂場を何度も往復した。その合間に洗濯を干したりしていたので公園に連れて行ってあげられなかった。サイの機嫌が悪くなった。妹の誕生日が近かったので、気分転換も兼ねてサイに絵を描いてもらった。人間の顔らしいのが描けるようになっていて驚いた。「これはじいじ、これはばあば、これはAちゃん(妹)」と実家のメンバーを順番に描いていた。絵にも途中から飽きて再びぐずり出した。機嫌の悪さがピークになった頃Kが帰宅した。二人が薬局に行っている間に何とか気力を起こして晩御飯を作った。フライパンを使いたくなくて、ごはんも鶏肉も野菜も炊飯器にぶち込んで一気に炊いた。サイの分はそれを更に煮て雑炊にした。


今週は精神的に嫌なことがあったり身体の調子もよくなく、コンディション最悪だったのでサイにも満足いくように接してあげられなかった。家も片付かなかった。相変わらず荒れ果てている。何をするにせよ健康でいなければならないなと改めて思った。

何曜日だったか忘れたが、サイが私を抱きしめて「ずっとはなれないよ」と男前なことを言ってくれたのが嬉しかった。サイが成人して本当に離れない分けはないと思うし実際そうだったら気持ち悪いがただただ嬉しかった。先の事は置いておいて「ありがとう、ずっと一緒にいようね」と返した。