カニ日記

息子のことを中心とした

笑われても君はいつも傘を

9月11日(月)
朝。会社を遅刻した。月曜はシーツ付けがあるからいつもと同じ時間に出ていてはダメだ。なのに出際にサイが玩具を詰めたりしてぐずった。
夕方。お迎え。うーぱーちゃんの水槽が新しく大きなものになっていた。他のお母さんも皆「お家が豪華になってる!」などと言っていた。トンネルやビー玉のようなものも入っていた。でもうーぱーちゃんは相変わらず隅でじっとしていた。サイは敷き詰められた砂利石を「おまめがあるね」と豆だと勘違いしていた。石だよと言っても「おまめだよ!うーぱーちゃんたべるんだよ」と言っていた。帰宅後、夕食。ご飯入り焼きうどん。夕食後、絵本。入浴後、就寝。

 

9月12日(火)雨
朝。遅刻しないように早めに家を出たが結局あまりいつもと変わらなかった。
夕方。お迎え。晩御飯に何を食べたか覚えていない。多分、納豆とごはんと卵焼きとか簡単なものだったように思う。食後、絵本を読んだ。入浴後、就寝。

 

9月13日(水)
お昼。最近私が病んでいるのを心配してくれた別の部署のお母さんがランチに誘ってくれてお寿司を食べた。結局愚痴ばかり聞いてもらった。
夜。冷蔵庫の食材が尽きたため外食することにした。近くにあるハンバーグ屋さんに行った。混んでいたのか出てくるまで30分以上かかった。サイはお子様ランチを食べると楽しみにしていたが夜はやっていなかったので私のを取り分けた。ハンバーグは千円以上もするのに自分で作ったハンバーグやファミレスの方が美味しいかもと食べ終えて気が付き少し悲しくなった。とはいえ、外食すると帰宅後が楽である。入浴後、就寝。

 

9月14日(木)
朝。パンと梨。サイは今日も大荷物。
夕方。お迎え。家の方角と逆のスーパーに寄って肉や果物など買う。サイは私と前食べて美味しかった「魚岸揚げ」を「おまんじゅうどこかな~」と言いながら探していたが昼に厚揚げを食べたらしかったので(保育園の入り口に本日の給食サンプルが出ている)、辞めた。冷蔵庫の野菜で焼き飯を作ったら味付ご飯が嫌いなサイは進んでいなかった。入浴後、就寝。


9月15日(金)晴れ
朝。パンとキウイ。ゴールドだと思って買ったキウイを切ったら緑だったのでショックだった。サイはビニールバックの大荷物を辞め、いつもと比べると控えめな荷物で登園した。晴れても長靴で傘持参。傘を持つことが嬉しくて嬉しくて仕方ないらしい。最近ずっとそうだ。
夕方。お迎え。夕食はベーコンの肉じゃが。肉が高くて代わりにベーコンでやってみたらまあまあ美味しかった。加工食品命のサイはベーコンばかり好んで食べたが野菜もちゃんと食べていた。入浴後、就寝。


9月16日(土)曇り時々雨。
朝。朝ごはんの後、片付けなどして公園へ。昼食後、昼寝。サイが昼寝から起きる頃、両親が地元から来た。空港に着いたとの連絡があった以降特に連絡はなくいきなり家のインターホンが鳴った。実家の家族はそういうところがある。サイは祖父母に会ってテンションが上がったばかりか、お土産にめばえをもらって興奮状態だった。父がめばえの付録を作ってサイがそれで遊んでいた。その後、みんなで二人が来る前にサイと買いに行った団子や大福を食べた。Kの帰宅を待って全員でファミレスへ行った。食後、私とサイだけ先に帰宅。三人で大事な話をしていた。そもそも両親はそのために来た。サイをお風呂に入れる頃三人が帰宅。サイが寝た後、今度は全員で話した。話が噛み合わず、結局朝4時までずっと話し続けた。けれど結論は出なかった。なぜか私の好きなものを制限すべきだという話に方向が向かった。納得できなかった。全員疲れ果てて朝まで少し眠ることにした。Kは鼾をかいて寝ていた。私は何だか眠れずこれまで歩んできた人生について考えていた。結局どうにもならないので布団に入った。


9月17日(日)台風
早朝、両親が起きたので私も起きた。サイも起きた。Kは寝ていた。両親は午後の飛行機で帰る予定だったが台風で欠航になりそうとのことで、三人で朝ごはんを食べた後バタバタと準備し、朝イチの飛行機で帰って行った。サイが寂しがるといけないからとサイには何も言わず家を出て行った。Kはまだ寝ていた。しばらくしてサイは二人がいないことに気が付き「じいじばあばはどこへいったの?」と聞いてきた。Kが起きてきて「なんで起こしてくれないの?」と聞かれた。寝ている人は基本起こしてくれと言われない限り起こさない主義だ。それに義両親が早朝帰ると知っていて自分で起きないのが悪い。あまりにも眠くて貧血を起こしそうだったのでKに代わってもらい昼前まで眠った。
昼食後、全員で昼寝。ただ三人で寝ると窮屈なので私はすぐに起きて楳図かずおの漫画を読んだ。昨日両親に言われたこととか、これからのこととか、考えただけで吐きそうになり、現実逃避したくて楳図かずおの『14歳』を貪るように読んだ。次々と人が死んでいき、想像を超える過酷な場面が繰り返される漫画の世界に入り込むことで今起こっていることを一瞬でも忘れようとした。最終巻まで読み終えたら外が暗くなり初めていた。やっぱりこの人天才だなぁと結末に衝撃を受けつつぼーっとしていたらKとサイが起きてきた。三人でプリンを食べた。何もする気が起きず晩御飯を作る気力もなかった。Kがスーパーでお刺身やエビを買ってきてそれを食べた。食後、めばえの付録のコンビニごっこ(父が作ったやつ)で遊ぶ。よくできている。入浴後、就寝。


結婚してサイが生まれてから人生が大きく変わった。自分が今まで大切にしてきたこととか好きなものは小さい時から増えても減りはしなかった。それらはピラミッドを成すのではなく、点と点で結び付いて浮かんでいる。サイの存在はその大切なもの達の真ん中に加わった。でもある役割だけを求められ、優劣つけてピラミッドの頂点にあるもの以外切り捨てることを他人から求められるととてもしんどい。自覚を持たず自由にしていたいという意味でなく、「これが私だからこの私を見て!」と断言することがとても辛い。サイといる時は母親だし、働いている時は会社員だし、色んな自分がいる。それを分かってもらえない時、どうしたらよいか分からない。ずっと苦しい。