カニ日記

日記のような記録

幸せかどうかなんて聞くな路上で

11月20日(月)
記録忘れ

11月21日(火)
毎年恒例全クラス合同でやるお店屋さんごっこをしたらしく、迎えに行くとどの子も買った品物を嬉しそうに持っていた。ハンバーガー(完成度が高かったので喧嘩にならないよう先生が全員分作ったと思われる)、上のクラスの子が作った謎の物体(サイは電車だと言っていた)、先端に折り紙のハートがついたステッキを袋から取り出して見せてくれた。ステッキを私の頭めがけてふりつつ「かわいくなぁ~れ!」と言った。可愛くなるといいけど、ねぇ。どんどん振ってくれ。

11月22日(水)
朝ごはん。ミニプッチンプリン、洋梨、パン。昨日お店屋さんごっこで買ったハートのステッキを持って行く。
夕方、お迎え。帰宅しながら雨が降り始める。顔が冷たい。きのことソーセージの卵炒め、昨日のスープの残り。手抜きご飯。食後、サイは折り紙を鋏で切り刻む。小さい紙の破片が部屋中に散らばる。寝る前に片付けるように言ったら意外にも紙片を集めてくれた。よしよし。

Kは飲みに出かけて深夜3時半(うるさいから目が覚めた)に帰宅。何度注意しても深夜に帰宅してガタガタするのと寝ている人を無視して煌々と明かりをつけるのを辞めない。ストレスはこうやって増える。

11月23日(木)
朝ごはん。プリン最後のひとつを食べる。「ままのぶんがない~」と寂しそうにする。プリンが崩れると泣きそうになる。Kが一日休みとのことでサイを託して土曜日からの別府遠征に備えサイの洋服や友人へのお土産など買いに行く。ユニクロでスウェットを買おうとしたらレジに大行列ができていてうんざりして辞める。サイは相変わらず微熱だが元気。帰宅すると晴れて来たのでサイはKと公園に出かけたがサイが水道の蛇口をひねったらしく十分かそこらでずぶ濡れになって帰って来る。どうして体調悪くなりそうな時に水を触らせるのか不注意さが理解できない。イライラ。
夜、カタログギフトで届いたたこ焼き器でたこ焼き。サイは最初に少し食べただけであまり食べなかった。Kは浮かれていたが実家で飽きる程食べたので何も珍しさを感じない上、Kが生地をひっくり返すのが下手すぎて結局私ばかり作り続けて疲れた。サイが寝たら土曜日の用意をしておこうと思ったがそのまま朝まで寝てしまった。


11月24日(金)
サイを寝かしつけた後、気合いで這い上がって起き、だらだらと明日からの準備をした。途中、大森さんのブログを読んで書いてある意図を読み取ろうとしたが全部理解できず、そんな自分が嫌になって友達にLINEした。友達は優しくて私の言葉にならない気持ちを汲み取ってくれて泣きそうになった。何時間準備に時間かかってるんだよという感じで深夜に準備を終えて就寝。忘れ物がないか心配だった。


11月25日(土)
4時半頃起床。バタバタと着替えたり忘れ物の確認をして出発ぎりぎりにサイを起こす。サイは眠たそうではあるが機嫌がよさそうでよかった。まだ外が暗かったので「よるなの~?」と不思議がっていた。電車を乗り継いで成田空港着。使ったことのない格安エアーにしたら今までこんなサービス受けたことがないというぐらい対応が悪かった上に、駅からチェックインカウンターが死にそうに遠かった。ベビーカーを持って来たのはよかったけど預けてから出発ゲートまでかなりの距離を歩かないといけなかったのでまた死にそうだった。余裕を持って家を出たはずなのにオムツを替えたりしてギリギリ乗り込み座席に着いたらほとんど放心状態だった。飛行中サイは最初寝ていたが途中から起きたためお菓子などでごまかしつつ何とか大分空港到着。

空港で友人にピックアップしてもらった。今回の旅は大森靖子さんのツアーと約3年ぶりに友人に会うという二大イベントが待っている。友人の息子さんぶんくんは前回会った時はまだ赤ちゃんらしく小さかったのにすっかり成長していて驚いた。当たり前だけど。全然人見知りしない子らしく、車に乗り込んだ私とサイに親しげに話しかけてきた。なのでサイも距離を近づけようとしている感じだった。途中で友人おすすめのうどん屋さんに寄って昼食。カウンターしかないお店らしく、中でごうごうと煮立った鍋で麺が茹でられ、巨大な天ぷらが揚げられているのが見えた。サイと隣同士に並んで、うどんと友人おすすめのごぼう天を発注。運よくほとんど待たずに座れたが、人気店らしく次から次へと人が入店して待っていた。九州のうどんは初めて食べたけれど麺が讃岐うどんより柔らかく、食べやすい。出汁はほんのり甘く魚の味がしっかりして美味しかった。ごぼう天はぱりぱり香ばしくて大きかったがすぐになくなった。サイもうどんが柔らかいからかいつもよりがっついていて二人で勢いよく食べた。後ろに並んでいる人がいたので食べたら早々に退散。また友人の車に乗り込み別府市内に向かった。

別府に着くとチェックインにはまだ時間があったので友永パンで犬のパン「ワンちゃん」やあんぱんを購入したり、いい感じの雑貨屋に連れて行ってもらったり、図書館で時間をつぶした。お店を見る時は友人が子ども達を見てくれたのでゆっくり見ることができた。感謝。サイは歳の近いぶんくんと一緒になると悪がきコンビという感じでテンションが上がり疲れも見せずはしゃいだり悪さをしていた。それから夕食は外食する気力がなくなるだろうということで近くのデパ地下で惣菜などを買い込んだ。ここでも二人はというかサイは売り物の弁当をひっくり返したり走り回ったり散々だった。私と友人は予想以上の悪がき結束パワーに圧倒され疲れ果ててそれぞれ死んだ目で呆けていた。

チェックイン時間が近くなり、今回の会場兼宿であるホテルニューツルタに向かう。フロントでサイとぶんくんが騒いでいたので支配人が気を利かして他の人より早めに部屋に入れてくれた。感謝。部屋でも暴れまわる二人を私達は茫然と眺めていた。夜に備えてサイを昼寝させる予定だったが全然寝てくれない。そうしているうちにライブの時間が迫ってきたので、買った惣菜を慌ただしく食べてライブ会場へ向かった。ファンの方にいただいたTシャツを着てサイのテンションはピークだった。(眠くなったら布団替わりになっていいかなと思ったらハロウィンのお化けみたいになってしまった)

ライブはツルタの8階「鶴の間」という大広間にて行われた。入ると畳が敷いてあり、マイクスタンドを囲むように円形状に人が座っていた。サイが騒いだらすぐに出られるよう出入り口付近に座った。始まるまでサイはぶんくんと走り回ったりはしゃいだりしていたたため(ぶつけて鼻血まで出した)、「ミッドナイト清純異性交遊」のオケがかかって、大森さんが歌いながら入場すると力いっぱいペンライトを振ったはいいが、一曲終わったところでぱたんと眠ってしまった。それから最後まで起きなかった。ライブは最高だった。ずっと聴きたかった曲や好きな曲がたくさん聴けたし、サイが寝ていたことで集中して聴くことができた。ライブ後、寝起きで機嫌の悪いサイを連れて部屋に戻る。少し早めに抜けた友人とぶんくんは既に寝ており、サイもすぐにまた眠った。私はライブの余韻で眠れず、かといってどこかに飲みに行くこともできないのでシャワーを浴びた(ドライヤーが部屋についておらず濡れた髪のまま大浴場に駆け込んだ)後、夕方買っておいた缶ビールを飲みながら色々なことを考えていた。そうしているうちに急激にお腹が空いたので余っていたワンちゃんパンを食べた。冷蔵庫の唸る音だけがして静かだった。


11月26日(日)
夜中何度か目が覚めた後、明け方眠り、次に起きた時には朝だった。友人とぶんくんの姿が見当たらなかったので、自分が別府に泊まりに来ていることが一瞬飛んでしまった。あ、そうかここはツルタの部屋だという具合に意識が戻ってぼんやりしていたら二人が帰ってきた。朝食を済ませてチェックアウトし、ツルタの周辺の商店街を散歩した。日曜日ということもあり、ほとんど閉まっていたがそれでもシャッターの絵や店の看板を見るだけで面白かった。いくつかの店が開いていて、店の中を見ている間は昨日と同じように友人が子ども達を見てくれた。それから車に乗って途中お昼を食べつつ友人の家に行き、ぶんくんの弟の赤ちゃんと戯れたりケーキをいただいたりしてゆっくり過ごした。静かで広い家だったので外国にいるような感覚になった。サイはぶんくんのおもちゃで遊んで一向に眠くなる気配がなかった。
夕方、宿泊するホテルまで送ってもらった。部屋で少し休んだ後、特に行くところもないのでサイをベビーカーに乗せて近くのデパートに行った。歩いている途中で綺麗な外国人のお姉さん二人組が近寄ってきて、「かわいいぼうやですね、何歳ですか」「3歳です」「おねえさんおきれいですね!」(この時最大限に疲れていて目は死んでおり肌は土気色だった)と言われて愛想笑いしていたら、突然「幸せですか?あなたにとって幸せな瞬間はいつですか?」と聞かれ、答えに詰まっていたらヤバそうな宗教の勧誘ということに気づき、何かの紙を渡されそうになったところで逃げた。よほど人生に疲れ悲壮感漂う顔をしていたのかもしれない。「何人家族ですか?」と聞かれてなぜか「二人です」と嘘をついた。自分でも何で嘘をついたかよく分からない。
デパートの地下で小さなお土産とお寿司やお惣菜を買い、またホテルに戻った。サイはまだ寝ていたので部屋についていたマッサージチェアに座りながらビールを飲んだ。一缶飲み終えたところでサイが起きたので一緒に買ったものを食べて、シャワーを浴びて寝た。サイが触りすぎて壊れたベッドサイドの照明を気にしてぐずって、なかなか眠ってくれなかった。1時間ぐらいぐずってサイが寝た後、ようやく今回の旅が終わったような感じがした。私は眠れず、またビールを飲みながらワンちゃんパンを食べた(食べ過ぎ)。


11月27日(月)
寝過ごして空港行きのバスに乗り遅れたら怖いなと思っていたら目覚ましが鳴る前に目が覚めた。サイも起きて、二人で朝食会場として指定されたホテル1階の居酒屋でバイキング形式の朝ごはんを食べ(とり天もあって豪華だった)、チェックアウトして予定通りのバスに乗ることができた。バスは海沿いを走っていて、景色がとても美しかった。地元と少し似ているなと思った。とにかく海が見えると安心する。東京にいると海が見えない。サイはバスが着くまでよく眠っていた。
空港でベビーカーを預けた後、お土産など見たがベビーカーなしで持つ荷物が重すぎて、またサイが手を繋ぎたがったので片手は開けなければならず地獄だった。サイは別府限定と書かれたカボスの絵がついたマイメロのタオルを欲しがって、げ、要らないと思ったけど騒がれてそれを抑える労力が残ってなかったので何も考えずレジに向かった。お昼に食べるおにぎりを買い(友人が美味しいと言っていた「おきのの鶏飯」をたまたま買えた)、東京行の飛行機に乗り込んだ。格安エアーにしたのでゲートをくぐってから乗るところまで随分距離があり、また死んだ。飛行機では行きと同じように食べ物でごまかしつつ間を持たせようとしたがなくなると勝手にシートベルトを外して座席の下に潜ったり、ぐずったので仕方なく抱っこしていると客室乗務員に怒られたりして散々だった。

くたくたで空港に着き、電車を乗り継いでようやく帰宅。暗くなるまでサイと爆睡した後、Eテレを二人とも無言でぼーっと見ていたらKから電話がかかってきて、「晩御飯買って来て」というと「遊んで来たんだから少しくらい作ったら」と言われて気が重くなった。それでも身体が動かず、冷蔵庫にあった野菜で適当な味噌汁を作った。K帰宅後、夕食、お風呂、就寝。泥のように眠った。