カニ日記

日記のような記録

海に消えた人々は神話では星になれるけれど

3月5日(月)晴れ
朝。パンとヨーグルト。月曜日なのでシーツなど大荷物。朝は天気がよかったのに昼から次第に下り坂となった。勘に頼って傘を持って家を出なかったため、帰り用にお昼休みにコンビニに傘を買いに行くも既に雨は降っていて買いに行くために雨風に晒されるという本末転倒だった。

夜、日記にかかない幸せ。昼より激しい雨。昼にコンビニで買った70センチの傘はパッケージに「裏返っても丈夫!」とイラスト付で書いてあった通り裏返ってもまた元に戻り丈夫だった。ただ、それを使用者に実証するためにわざとかと思うほど簡単に裏返る作りになっていて風に吹かれる度にギャグ漫画のように裏返った。これを作った人は傘が裏返る様子が狂おしいほど好きでそういう商品を作ったのかもしれない。否、真面目に考えると元に戻り易いということは変形し易いということか。何でもいいけれど裏返る度に滑稽で恥ずかしいので普通の壊れやすい傘の方がいいなと思った。

3月6日(火)晴れ
朝。私はパン、サイはバナナ。慌ただしく出発。化粧をしているとサイくんもしたい~と言われたが時間がなく応じられなかった。

夜、お迎え。サイは着替えが足りなかったらしく、保育園で借りた寒そうなズボンを履いていた。ごめんよ。ソーセージとほうれん草の炒め物を作ったらソーセージだけ食べてほうれん草を全然食べなかったので、「これ食べたらおやつ食べようよ」と苦肉の策で提案すると頑張って食べてくれた。しかしあんなに頑張って食べていたのに食べ終わったらサイはおやつのことを忘れていた。可愛いな。お風呂に入る前に思い出して言われたので、明日にしようと言うと納得してくれた。大人になった。最近「明日」という概念が分かってきたようだ。「来週」はまだ一週間という時間が掴めていないため難しいよう。

お風呂から出た時、二人で歌いながら下着を投げる遊びをした。実家に帰った時に両親が買っていた幼児雑誌の付録DVDのトイレトレーニングのアニメで流れる、ドラえもんと幼い子どもがトイレの王国でフラメンコ風に歌いながらトイレが成功したら「オレィッ!」と手を上げて叫ぶというシュールな歌をサイは気に入っていて、トイレに関係なくてもことあるごとにその歌を歌って「オレィッ!」と叫ぶ。「オレィッ!」のタイミングで下着を投げてはげらげら笑って遊んだ。私は大人なので10回ほどやったところで寒さで正気に戻り止めたがサイは無限に続けたそうだった。寝ようと電気を消したらサイが鼻血を出して本人もびっくりしたが血は止まった。多分鼻のほじり過ぎ。いつも思うが子どもの血の色は綺麗。鮮やか。

3月7日(水)曇り
朝。私はパン、サイはバナナ。昨日約束したおやつ。サイは皮を剥くのが本当に上手になってきた。剥いた皮を食べ終えた後で私が捨てるのをよく見ていたらしく、食べる前にゴミ箱のところへ行きそこで剥いて皮を捨てていた。ゴミ箱に向かって真剣に皮を剥いたりバナナの繊維を取っているサイの後ろ姿の可愛さといったら!剥いたバナナをいつも使っているアンパンマンのお皿ではなく私が普段使っているパン屋でもらった白い皿に載せたがったので渡す。ナイフもくれというので食事用ナイフを渡す。席に着いてバナナを器用に輪切りにしたらそれをフォークでゆっくり食べていた。なんだか貴族のようだったので「バナナ王子~」と呼んだら喜んでいた。「バナナ王子、美味しいですか?」「うん」「バナナ王子、今日は何して遊ぶ予定ですか?」「ブロック」などと優雅な(?)会話を楽しんだ。

昼。一年に一度来社する台湾の人と食事。作ったおにぎりを家に忘れてきたが、私も食事メンバーに入っていると知らなかったのでよかった。仕事以外の共通の話題が、天気・子ども・食べ物くらいしかなかった。あと羽生結弦羽生善治と名字の読み方が混乱する、どちらがどちらかと聞かれる。あと、どちらかがどちらかの熱烈なファンで新聞のテレビ欄に「羽生」という見出しを見つけると喜ぶが放送を観て「羽生」が自分のことだったと知るとがっかりするらしい、という面白い話を教えてもらった。私よりずっと詳しい。

夜。スーパーに寄って帰る。期待したが、愛しのNクリスピーフライドポテトは売ってなかった。これまで別れてきたお気に入り商品達のように、もう二度と私の元に現れなかったらどうしようと不安になった。サイはお惣菜のアジフライを紫蘇が入っているからと嫌がった。私が朝作って持って行くのを忘れたおにぎりを食べたがったので二人で食べた。食べかけのおにぎりを再び小さくまるめて喜んでいたので、甲高い声で「おにぎりの赤ちゃんだよ~」と動かして話したら喜んでいた。いつもこんなことばかりしている。食後、アンパンマンメロンパンナ(サイの一番のお気に入りのぬいぐるみ)がアニメに出て来たらサイは持っているぬいぐるみを動かして高い声で喜び絶叫する。完全に私の影響。「メロンパンナちゃん、よかったねぇ」となでると「ひゃあぁぁ~」(サイの声)とまた喜ぶ。この別人格の声は保育園でもやっているらしい。入浴。お風呂で泣いた。就寝。

3月8日(木)雨
深夜に起きてから朝まで寝られなかった。ちょっとしたきっかけでトラウマが押し寄せてきて苦しく、でもどうすることもできずただ涙を流した。泣くなんてダサいなぁと思いながらそれしかできずずっと腹の奥に石の塊が詰まったような感覚が消えないまま泣いた。もっと他の形に変換できればいいのに。この腹にある黒いものを出産するように外に出してしまいたい。

朝が来てサイが目覚めてほっとした。サイといる時だけ余計なことを考えなくて済む。純粋に愛おしくて楽しい。サイは今日もバナナ王子となり、輪切りにして食べた。渡した食事用ナイフが昨日使ったものと違っていると「ちがうね」と気が付いた。あとはパンとヨーグルトを食べた。咳をしている。私は深夜からずっと起きていたくせにいつものように出発がぎりぎりになり、慌ててサイを自転車に乗せて傘やらなんやら大荷物で雨カバーもして出ようとすると、サイが吐いた。「げぼしちゃった」と泣きそうな声で教えてくれた。吐いた原因は咳によるものだと安心したが、朝ごはんのバナナやヨーグルトが洋服や自転車についてしまったため一旦家の中に戻る。サイは怒られると思ったのか申し訳なさそうな泣きそうな顔になっていたので「大丈夫だよ」と何度も宥める。サイを拭いて着替えさせ上司に遅刻の旨連絡し、再出発。遅れると決まったら変に穏やかな気持ちになった。保育園に着いて教室で着替えやコップなど配置しサイと別れる時、一端教室の奥に入ったサイは出入り口まで来て手を合わせてくれた。最近してくれなかったので嬉しかった。

電車の中でよろめいたら一見いい人そうに見えたおじいさんがイラついたように二度も怖い顔で小突いてきて悲しくなった。保育園に傘を置き忘れたので仕方なく自転車用の超絶変なデザインのポンチョ(300円)を被って駅から会社まで歩いた。サイとも満員の通勤電車とも別れて一人になった途端また涙が出てきて、何で朝から歩きながら泣いているのか自分でもよく分からなかった。

昼。パン美人にすずめやのどら焼きをもらう。美味しい嬉しい。パン美人と話すと心が晴れる。保育園から電話。サイが熱を出したとのこと。食欲もあまりなくおやつさえあまり進んでいたなかったとのこと。サイがおやつを食べないのは異常事態なので、熱より食欲がないことが心配だ。Kが仕事がもう終わるということで迎えに行ってもらう。
午後、サイが気になりつつ、昨日提出した報告書をイチから書き直すよう上司に言われる。自分が思っていたのと上司が想定していたのが全く違って、それなら最初からそう書くよう言って欲しかったというように遠回しに伝えたら謝られたが書き直しにうんざりした。仕事で何か理不尽だと思ったらすぐ態度に出してしまうため、周囲に怖い奴だと思われている(らしい)。別にいいけど。

書き直しが進まず少し遅くなり退社。久しぶりに夜一人で自転車に乗った。雨が降る中ださいポンチョを被り爆音(って言っても大したことないが)で大森靖子さんの『洗脳』を聴きながら自転車を漕ぐ。サイは元気そうだったが、食欲はあまりなさそうでバナナ2本食べた。それからまた二人でアンパンマンを観た。入浴後、サイは大森さんのCDの歌詞カードを広げて観ながらそこに載っていない大森さんの歌を歌っていて面白かった。

サイが寝たらまた不安が押し寄せてきて、布団に入ったものの悪夢を見てはすぐ目覚めるを繰り返した。吐き出すようにワードに打ち込んだ文章を読み返してみても余計苦しく何か手を動かしたいと思ったが何もせずネットでスイーツの画像を眺めていた。私は画像検索結果が好きだ。時々全く関係ない画像が混ざっていたりすると気になって開いてしまったり。魚とゴミが漂う海のようだ。それにも飽きたが音楽を聴く気になれず、外で激しく降る雨音をぼーっと聴いていた。

ふと、以前ナナちゃんを鉛筆で描いたものを放置していたことを思い出しそれに色を塗ってみようと思った。絵は上手くないが、筆で何か描いたり塗ったりする作業が小さい頃から好きだ。鉛筆や色鉛筆も好きだが筆の方がより好きだ。いそいそポスターカラー(水彩絵の具が家にない)を準備し暗い部屋で最低限の明かりをつけて描き始める。相変わらず雨音がする。ナナちゃんを落書き程度に描いたことはあるが真剣に描いたのは今回が初めてだった(正確には大森さんへのプレゼントを入れる袋に一度だけ描いたから二回目か、しかしあれは布だったので描きにくかったしナナちゃんへの理解がまだ浅い頃だった)。描くというのは対象に究極まで向き合うということだなと小学校の図工の時間にクラスメイトを描いた時初めて気付いたのだが、対象に愛情を持ちすぎていると私はなかなか納得いくように描けない。特に仲良くないクラスメイトだと我ながらけっこう上手く描けて賞をいただいたりした。想いが強いと自分の中にある愛情と等しいものがちゃんと描けるか、いつも不安になる。だから大森靖子さんの絵は未だに納得いくように描けない。ナナちゃんだったら大森さんより自分の想いを客観的に捉えられるかなと思い描いてみた。でもやはり難しく、ナナちゃんの愛らしさがあまり出ていない寂しそうな絵になった。私がナナちゃんのそういう陰の部分で見ているからかもしれないし、自分の描く絵の画風によるものかとも思った。

画風というか色遣いは完全に小学校の時に通っていた絵画教室のおっさん先生の影響で、先生の絵のトーンが暗かったので、それを何となくかっこいいと思い私も暗い色を好んで使うようになった。大人になった今でも同じような色遣いだからおっさんの画風どうこうというより自分自身の性格によるのかもしれないし、幼稚園から6年まで7年か8年間通っていたからそもそも性格がおっさんに似てしまったのかもしれない。別のブログにも書いたが不思議な先生だった。寡黙で何を考えているか分からず部屋の隅に先生が描いた雲のある空の絵が無数に飾られていた。全部同じに見えたが微妙に違うようだった。赤の他人に性格が似るなんてすごい影響力だ。元気にしているだろうか、生きているだろうか。などと考えていたら朝になっていた。雨も止んでいた。絵を描いたら不思議と落ち着き、トラウマは消えはしないが洞窟にまた帰って行った。トラウマとは一生付き合っていかなきゃいけないし目前の問題もある。目を伏せないで対峙したい。


3月9日(金) 曇り
ようやく金曜日。はぁ。風は吹いていたが雨は止んでいてほっとした。サイは熱はないが食欲もりもりではなさそうだった。またバナナを食べて、あとパイの実をひとつずつ食べた。「これはなんっていうの?」と聞かれたので「パイの実っていうんだよ」と答えると不思議そうにしていた。出発すると風が吹き荒れていたのでサイは「きもちいいーー!」と言い、「もっとスピードやって!」と早く走るよう急かされる。歩行者がいて危なかったのであまり飛ばせず「スピード足りないねぇ」と弁明した。何もない広い道で二人でびゅーんと走りたいな。三年前自転車に全く乗れなかった(これを言うと誰にでも驚かれ笑われる)私が言う台詞とは思えない。人は何が起こるか分からない。

出社直後、いつもパンをくれる美人社員(パン美人とは別の人、ややこしいので今後名前を「美人のうーさん」としよう)がまたパンをくれる。私がパンが好きだと知ってからずっとくれるが、こちらはなかなかパン屋に行けないので何も返せない。さすがに一方的にいただきすぎなので今度可愛いお菓子でも買って渡そう。こういう見返りを求めないというか、打算なく気の利いたことをする人ってそれだけで美人だなって思う。仕事もできるし。うーさんに私が反発した挙句に上司から脅迫まがいを受けて最後は屈した制度の話(先週の日記参照)をすると、うーさんもよく思っていないようで未だ応じてないとのこと。脅迫されて結局やったんですよと言うとパワハラ案件だと一緒に怒ってくれた。自分は間違っていなかったと抱き締められた気持ちになって泣きそうになった。ありがとう、うーさん。かっこいいし美人だ。しかも私がその制度で悩んでいると聞きつけて飲みに行こうと誘ってくれた。ラインも教えてくれた。好きすぎて自分から誘えなかったから嬉しくてドキドキしている。パン美人も一緒に飲みに行くことになった。嬉し。二人とも顔は綺麗で中身は男前だ。付き合いたい。男前な女性が私は好きらしい。

夜、お迎え。サイは熱も上がらなかったとのこと、よかった。サイはトイレに行ったりして出るまでに時間がかかっていたので、いつもは会わないサイと仲の良いKくんとお迎えのタイミングが合った。Kくんのお母さんは嫌味な感じが一切なくとても気持ちがいい人だと思っている。豪快な感じというか枠に捉われずのびのび子育てされている感じがする。聞いたエピソードで一番面白かったのが、Kくんが一番最初に食べた食べ物が肉だったということ。離乳食を始める時は通常10倍粥から始めて擦った野菜やたんぱく質に移っていくのだが、お母さんはKくんにいきなり肉を食べさせたらしい。「なんか食べちゃったんですよね」と笑うお母さんが最高だなと思った。サイとKくんは保育園の初期メンバーというのか0歳の時からずっと一緒なので私はKくんが大きくなっているのを見る度に赤ちゃんのKくんを思い出して感慨深い。赤ちゃんの時他の誰よりも大きくて周りを驚かせたKくんは今やすっかりお兄さんとなり赤ちゃん気が抜けていた。「おにいさんだね~」と言うと、Kくんのお母さんが夏に二人目が生まれることを教えてくれてKくんは本当にお兄さんになると知った。サイと同じくらいの年齢の子がいる知り合いや友達から二人目が生まれた、生まれるという話を最近よく聞く。おめでたいと思うどこかで、自分にはもうない話なのでぐっとなる。サイも「サイくんのおうちにあかちゃんきてほしいの~」と最近たまに言う。どうすることもできないのでごめんねと思いながら黙ってしまう。

サイとKくんは保育園の入り口に置いてあるチラシを丸めてチャンバラ的な棒をそれぞれ作り、帰りに自転車に乗りながらお互いを空中で攻撃ごっこをしあったり奇声を発していた。Kくんの「ボタンをおしてください!」にサイが「はいっおしましたよ」と応答するなど二人の世界があって面白かった。
一週間の疲れが溜まっていたのか帰宅後サイはグズり夕食が作れなかったので冷凍パスタで済ます。入浴後、就寝。


3月10日(土)曇り時々晴れ
ゆっくり起きて朝ごはん。洗濯。サイがまだ咳をしていたのでいつも行く「やさしいせんせい」の小児科へ。木曜日に行った別の病院の診断が不安だったので念のため。待合室で数冊トーマスの本を読み聞かせた。テレビ版のトーマスの写真(今のCGでなく模型時代の)が挿絵になっているのだが、トーマス達の苦悶に満ちた表情が奇妙でサイと笑った。いつも思うがトーマスってけっこう彫深くて怖い顔立ちをしている。夜中に見たら絶対怖いやつ。「やさしいせんせい」に診察してもらうと私が安心した。サイはいつものように固まっていた。体重計に乗るだけで注射かと恐れていたサイに先生は「あら、だいじょうぶよ」と優しく言った。別の病院とは全然違う薬を出してもらう。

そのままお昼になったのですきやで私は牛丼小、サイはお子さま鶏そぼろ丼を食べた。隣のテーブルにいた大学の先輩後輩と思わしき男子二人組が「春休み終わっちゃうけど何もしてねぇ…勉強とか」「勉強なんかしなくていいよ、○○ちゃんとすごせば?」「あいつは今頃セブ島っすね」という会話をしていて、突然の「あいつは今頃セブ島っすね」という台詞が何かいいなと思って私は脳内で何度も反芻した。セブ島ってどこだったけ。そらからスーパーに行き、サイがいつも買う「めばえ」がなくプリキュアの付録がついている「おともだち」を欲しがったので買う。680円もした。それからTUTAYAに寄ってサイと私が観たい映画を5枚ほど借りた。帰ったらどっと疲れが押し寄せて一刻も早く昼寝したかったが「おともだち」の付録を作らされる。「めばえ」より台紙から外しにくかったり組立てにくく苦戦した(一誌で決めつけるのも何だが、厚紙のミシン線の入れ方など講談社より小学館の方が付録設計が優れている)。さすがに全部の付録は勘弁と思ったので途中で「布団でその本みようよ」と提案して寝室に行き、私はとりあえず横になった。講談社批判をしているわけでないが「おともだち」は誌面もごちゃごちゃしていて色遣いも派手で情報量が多すぎて頭痛がした。サイもしばらくすると寝た。
昼寝後、サイとたこ焼きをつくる知育菓子(この商品すごい、味も本物に近いたこ焼きができる!)で遊び、映画『それゆけ!アンパンマン いのち星のドーリィ』観る。アンパンマンミュージアム10周年記念作品ということもあり、ここ数年の劇場版アンパンマンに比べ制作側も力が入っている気がした。最近のはどうか知らないが、原作もやなせたかしのものだし。素晴らしい映画だった。感想を別途まとめたい。夕食は二人共あまり食欲がなく野菜煮込みうどんで済ます。入浴後、就寝。私は深夜に起きて書き物をしていたら朝になった。


3月11日(日)曇り時々晴れ
朝ごはん、洗濯。あまり寝なかったために一気に体調を崩した。何か作業を始めると後のことを考えず没頭してしまうのは私の悪い癖だ。昼はマックやコンビニで適当に済ます。サイと室内ピクニックをした。それから
昼寝後、サイと「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」を観る。面白いと聞いてからずっと気になっていて、サイが最近しんちゃんに興味を示しているので一緒に観ることにした。映画を観てこんなに笑ったのは初めてかもしれない。げらげらずっと笑いっぱなしだった。サイも笑っていた。奇想天外なストーリーや小ネタが最高で最後はしみじみとし、本当に観てよかった。サイは初めて長編映画を最後まで大人しく観た。子どもでも飽きさせないなんてすごい。集中して観すぎたせいで観終わると疲労感を感じた。また布団でいちゃいちゃだらだらした後、夕食。胸肉の漬け焼き、野菜の味噌汁、ごはん。味噌汁に味噌を入れ忘れたまま食卓に出してしまった。入浴後、就寝。体調が悪いのに眠れず夜更かししてしまう。

今日で東日本大震災から7年。被災していなくてもあの震災を通じて人生が変わった人はいるだろう。私もその一人かもしれない。明確ではないがあの日を境にガラガラ崩れていったものがあった。逆にこの震災があったことで何かを見つめ直し人生が良い方向に向かった人もいるかもしれない。何を思おうが、海に消えて亡くなったことすら証明されない方が大勢いて、7年経った今生活を繰り返す自分がいて、そういう事実をずっと忘れないだろう。『それゆけ!アンパンマン いのち星のドーリィ」』を観て改めてそう思った。