カニ日記

息子の成長と日々の記録

洗濯したり買い物したり

7月6日(土)どんより曇り
朝ごはん、片付け、掃除。昼になってお腹が空いたので、冷やし中華とチーズ入りだし巻き。私はハムと焼いたズッキーニをのせた。出際まで洗濯物を外に干す。室内干しが嫌いだ。時間が経っても乾いたような乾いていないようなよくわからない感じがどうも嫌だ。いつまでもはっきり言わない人もちょっと苦手。「竹を割ったような性格」とパン美人に言われて初めて、自分がわりと物事に対して白黒はっきりしたがる性格だと気づいた。見えないものが次第にクリアになっていくのが好きだ。だから数学の問題を解くのが好きだった。何の話?
雨が止み、次にまた降るまでの時間を狙って外に干す。狙いが外れて濡れてしまうことも多々ある。

おはなし会の時間に合わせて図書館に行く。Cさんが働いていた。CさんとはAちゃんを通じて数年前に一度会った方で、美人で立ち居振る舞いがすーっとしていてとても感じが良い。会った後もメールで何度かやり取りしていた。ラインじゃなくてメール。読書家で私の知らない作家を教えてくれる。三年ぶりくらいに再会した。この図書館で働いているのを聞いていて一度だけ見かけたが仕事中で話しかけられなかった。「お久しぶりです」と声をかけるとあっと驚いた顔をして「今日は私が担当なんです」と言われる。サイを見て大きくなったと感心していた。Cさんは読み聞かせがとても上手で私まで聞き入ってしまった。Cさんにスタンプをまた一つ押してもらったサイは嬉しそうだった。終わった後、少し話して、今度ごはんでも一緒に食べましょうと言って別れた。

図書館を出て近くの公園で少し遊んだ後、いつも自転車で行く距離を歩いて商店街まで行き、本屋でてれびくん最新号を買ったあと、八百屋と魚屋をはしごして、珈琲屋で恋人と自分の分の豆を二袋買い、スーパーで桃を買い、寿司屋で巻き寿司を買い、肉屋でメンチカツをふたつ買った。肉屋で風船をもらったサイはご機嫌だった。
サイが家の近くの公園に寄りたいと言うので荷物をベンチに置いてサイを遊ばせる。お腹が空いたので揚げたてのメンチカツを頬張ったら美味しかった。コロッケを食べないサイも食べていた。私は図書館で借りた本、サイはてれびくんをそれぞれ読んだ。お母さんグループが幼稚園がどうたらと話していた。雨が降らなくてよかった。

帰宅して、今すぐ付録をつくれと騒ぎ立てるサイをなだめてとりあえずお風呂、晩ごはん。公園でメンチカツを食べてしまったので、豆腐サラダがメインの寂しい晩ごはんになった。ズッキーニをお味噌汁にしたら美味しかった。金曜日飲みすぎた気がしたので、今日はなんとなく禁酒した。食後、約束通り付録づくり。今月はリュウソウゴールドなりきりセット。やや難しかったので苦戦。疲れた。サイは本物さながらのお面と銃に大喜び。紙なのによくできている。


7月7日(日)雨
サイと恋人と三人でIKEAに行った。久々のIKEA。サイが生まれてから行ってなかったので連れて行くのは初めて。サイは入口にあるタッチパネル式のゲームを見つけ、家具を完成させるゲームやお絵描きゲームに熱中していた。なかなかその場を離れず私はやきもきしていたが、恋人は微塵にもイライラした表情や素振りを見せなかった。サイがゲームに苦戦していたら一緒になってやっていた。

フードコートでお昼を食べた。真ん中の小さなキッズスペースをカウンターが円形に取り囲んだ座席があったので、そこで食べることにした。さすが北欧。この席を設計した人はすばらしい。子どもは食事する時、早々に食べ終えるので同じ席にじっと座っていられない。ここだと中で遊ぶ子どもを眺めながらゆっくり食事することができる。小上がりになった真ん中のスペースで遊ぶ仕様なので、どこへ行ってしまったか不安になって食事に集中できなかったり、慌てて喉が詰まるということもない。日本の企業も見習ってこういうフードコートをどんどん作ってほしい。おしゃれで居心地の良い座席ももちろんいいが、子連れの大人はきっと、人並みのスピードで食事することを何よりも求めている。サイが生まれる前は考えもしなかったが、自分がその立場になって初めて子どもと過ごしやすい空間設計が気になるようになった。子ども優先でも大人優先でもなく、どちらも満足できる、それが一番良い。IKEAやるなぁ。

IKEAにはビールがあるのが嬉しい。ビール愛好家なのに今日は飲めない(運転するから)恋人の前で嬉々として飲むのはさすがに気が引けると思い、遠慮していたら「美味しそうだよ、飲んだら?」とにこにこ言ってくれた。でも席について飲む前にグラスごと倒して全部流れてしまった。あーあやってしまった…と海になったビールを紙ナプキンで拭いていたら、「買ってこようか?」と言われる。悪いから「いや、いいよ」と断ったが私の顔を見て恋人はさっと消え、また行列に並びに行った。自分のごはんが冷めてしまうのに。こういうことをされると、泣いてしまう。びっくりするくらい優しい。お礼を言うと「だって、これから飲もうって時に飲めなくなるなんて悲しいよね…」と言われた。ありがとう。いつも前向きで、一緒いると不安や悩みがすーっと消えていく人。

帰りに駐車場が渋滞していて、乗ってから出るまでに一時間くらいかかった。全然動かなった。サイは寝てしまい、スマホの電波も繋がらなかった。恋人と色んな話をした。そういう時間も案外いいものだ。私の希望で回転寿司屋に行くつもりが、サイが途中で漏らしてしまったので着替えを買いにショッピングセンターに寄り、西松屋へ駆け込む。遅くなったので、お寿司は諦め、同じ建物内で晩ごはんを食べ、1階のスーパーでそれぞれ気になったワインを一本ずつと明日の食料を買って家まで送ってもらった。夜の高速道路はキラキラしてきれいだった。いい日だった。