カニ日記

日記のような記録

花火がみたい

クレヨンしんちゃんの声優交代がまだ受け入れられないでいる。今の声優さんだってなんとかしんちゃんを演じようとしているのだ。だから批判はしたくないが子どもの時から聞いていた声が突然変わった衝撃は大きい。

 

7月9日(月)
帰宅して家に入る前、サイに突然「おかあちゃんのおねがいごとしといたよ」と言われる。「えぇありがとう~何お願いしてくれたの?」「おかあちゃんにかわいいおけしょうがいっぱいとどきますように!って」私は最近何でもネットで買うので欲しいものは玄関から届くシステムだとサイは思っている。私が化粧している時いつもうっとりした顔で化粧品を触っているので「何かキラキラしていいもの」と思っているのかもしれない。サイは七夕の短冊に書く時に何が欲しいか聞いても自分が欲しい物は言わなかった。優しいなぁ、ありがとう。

日曜日から作っていたルパンカイザーのプラモデルが完成した。できたダイヤルファイター(ルパンレンジャーの乗り物)を合体してルパンカイザー(ロボット)ができるとサイは大喜び。ガチャガチャより少し単価が高いが自分で組み立てる楽しみがあるし細部までよく出来ているので今までガチャガチャしていたのが何だったのだろうと反省。サイは何か組み立てるのが好きなのでプラモデルに興味津々だ。私が難しいところをやり、できそうなところをサイに手伝ってもらう。プラモデルがこんなに楽しいとは知らなかった。カチッと小さい部品同士がはまって次第に形が出来上がるのが余りにも快感なのでもっともっと組み立てたい。寝る前にベッドの上で動物や変装ができるアプリで自撮をして遊んでから寝た。サイは変身するのが大好きだ。夜中に起きてやりたいことがあったが朝まで寝てしまう。

 

7月10日(火)
朝ごはんに今年初スイカ。サイは器用に種を避けて食べていた。残ったスイカの汁を牛乳と混ぜて満足そうにしていた。ルパンカイザーのプラモデルを持って登園。

夜、新宿タワレコにて大森靖子さんのアルバムリリース記念イベント。イベント前にお気に入りの花屋さんに寄り、『クソカワPARTY』のイメージでお花を選んでプレゼントしたら思いのほか喜んで下さった。花屋さんで花束を買う時間がどうしようもなく好きだ。その花屋さんに置いてある花は好きな感じの色や種類の花が多い。そして他のお店より断然安くて鮮度が良い。花が生き生きしている。束ねたロン毛でタンクトップの独特の見た目をした男性が多分店長で、最初は抵抗があったが見た目とは裏腹に驚くほど花束を作るセンスが良いし優しい。同じお店でももう一人いる若い女の人が作るのと全然違う。女の人はやや冷たくて、その人が作る花束もあまり好きではない。でもその女の人に練習させるためか最近店長はあまり作ってくれなくなった。今日はたまたま女の人が外出するタイミングだったため、ロン毛店長だった。やったー。私がこの花は絶対に入れたいんです、でもこれも入れたいと言うといい感じにアレンジしてくださり、更に友達にもあげようともう一つ頼んでもまたいい感じの花束を作ってくれた。

大森さんは「ドライにするね」と言ってくださり、帰りながら大森さんが以前気に入った紫陽花と赤い花を吊るしてドライフラワーにしたというライブのMCでされていた話を思い出しじわじわと嬉しくなった。朝からあることで沈んでいたが、好きな人に会うと自分でも驚くほど生きている実感を得られる。


7月11日(水)
サイはポケモンパンについていたピチュウのシールに喜ぶ。保育園で縁日ごっこをするらしく、また甚平を着て行く。今日は嫌がらず着てくれた。Amazonで届いた漫画を開けていたら「おかあちゃんえほんかいすぎ!」と言われる。サイは漫画のことを絵本と呼ぶ。確かに買い過ぎかもしれない。甚平姿の写真を撮ろうとしたら変顔ばかりされたが撮影には応じてくれる。

昼休みに銀行に行く途中、横断歩道のところで花屋のロン毛店長が買ったお弁当を下げてお店に戻るところを目撃した。弁当が入ったビニール袋と束ねられた髪を見つめながら「昨日はかわいいお花ありがとう、おかげで喜んでもらえました」と心の中でお礼を言った。ひとつ頑張ったことがあったので、ミニストップで静岡クラウンメロンソフトを買った。予想以上に美味しかった。持ち帰りにすると傾かないよう紙のスタンドに入れ溶けないよう上から最中のフタを被せてくれ配慮が細やかだなと思った。ちょっと暑かったが公園で座って食べた。スーツの男性が何人か放心していた。蝉が鳴いている。まぎれもない夏が来た。

帰宅するなりサイは縁日ごっこで買った品物を一つ一つ袋から出して嬉しそうに見せてくれた。紙皿でできたカメ、発砲スチロールでできた魚、ネコのお面…最近すっかり幼児らしさが抜けて言動が大人と変わらなくなってきたがこういう時は実に子どもらしいなと感じる。また自撮アプリで遊んでから寝た。


7月12日(木)
帰りにローソンをまわってルパトレンジャーとプリキュアのスタンプラリーをしてから回転寿司を食べて帰った。サイは納豆巻、たまご、海老、穴子といういつものラインナップ。穴子のことを「おさかな」と言う。シャリを少し残したのでそれは私が食べる。私はサーモン、焼きサーモン、炙りサーモン、アボガド巻、炙りしめ鯖。寿司屋でもらった棒付き飴の棒をふざけて口に入れて危ないので注意するとサイの機嫌は最悪に。とにかく私が怒る素振りを見せるといつもスイッチが入る。機嫌を直してもらおうとコンビニに寄るもギャン泣き。折り紙が欲しいというので許可したらプリキュアの玩具付お菓子も欲しいと駄々をこねられ二つは買えないと断ると更に絶叫泣き。アイスで気を逸らそうとするもダメ。無理矢理お菓子を辞めさせて帰宅。まだギャーギャー泣いていたので、とっさに置いてあった大森さんのアルバムについてきたナナちゃんのキーホルダーと生写真を見せたら握りしめて泣き止む。それでもアイスをくれず独り占めしようとするので放っておいたら案の定途中からお腹いっぱいになって私にくれる。入浴後、就寝。


7月13日(金)
今後に関わる重要な要件があったので午前休。もう後には戻れない。色々と分刻みでハシゴしていたら午後の出社時間ぎりぎりになり会社の最寄駅の小諸そばであなご天ざる蕎麦を一気食い。いつ行ってもこの小諸そばには女性客がいない。なぜだ。急いでいたのに前に並んだおじさんが食券機の前で5分くらい悩んでなかなかボタンを押さなかったので心の中で「早くしてくれ~」とせっついてしまった。おじさんは食べたいものがなかったのかもしれない。私は普段のろのろしているが、食券を買うのとSuicaのチャージについてはめちゃくちゃ動作が早い自信がある。いかに後ろの人に早いなと思わせるか、と自分の中でゲームをしている。

夕方お迎え。サイと昨日とは別のローソンに行く。スタンプがないな~とサイと探していたら小学生くらいの男の子が「こっちにありますよ」と律儀に教えてくれる。教えてくれた通り、レジ横のポットの隣に追いやられるようにあった。「ありがとう」と言った。初対面時や仲良くなっても敬語を自然に遣う人が私はけっこう好きなのだが(友達が旦那さんと敬語で会話していてあぁいいなと思った)、敬語を使う小学生男子には特にグッとくる。サイもそうなってほしいな。今は下品な言葉を毎日絶叫しているのでその道へは遠いが。晩御飯は冷やしぶっかけうどん。ローソンで買ったサラダチキンとトマトと揚げ焼きしたオクラをのせた。うどんを氷で冷やそうとしたらサイは冷凍庫が製氷皿を出して率先して手伝ってくれる。製氷皿から氷が外せず苦戦していたので捻るとうまく取れるよと教えると不思議そうにしていた。数日前から製氷皿にやたら興味を示しているので、ブロックの感覚なのかもしれない。サイは冷たいうどんや冷麺なら食べてくれるが素麺は食べない。覚えておこう。


7月14日(土)
暑すぎて昼間は結局どこにも出かけなかった。サイが昼寝から起きて陽が沈んでから昨日とはまた別のローソンに行く。これでスタンプが4つ揃った。プリキュアとルパトレンジャーのシールをもらうと満足そうにしていた。帰りに猫がいてかわいかったので、サイが持っていたメロンパンナのぬいぐるみ(あちゃ)を動かして「ひゃあぁぁぁ~かわいい~~」など声を出していたら暗くて見えなかったが猫の世話をしている人が側にいることに気がつき、あ、しまったと思った。失笑されて恥ずかしかったので退散。今日も冷やしうどん。


7月15日(日)
朝からピューロランド。今日で三回目。三回とも同じ人と。初めて行った時は確かサイがお腹にいる時だった。前回は3歳になる前だったのでチケット代がかからなかった。今回初めてチケット代がかかる。あの時お腹にいたサイが…と感慨深かった。総選挙でシナモンロールが優勝した関係で、白と青の無地を組み合わせた洋服で行けばチケットがかなり安くなると事前に公式サイトで知ったので私もサイもそうした。サイにはユニクロで買ったサンリオのキャラクターが大集合しているめちゃくちゃかわいいTシャツを着せた。「次から無地でお願いしますね」と言われたが柄がサンリオだったからかギリギリOKだった。中に入り、今日の目的であるサイとクロミちゃんの接触のために有料予約券を入手しなければならないので係の人にどこでもらえるか聞いた。やや年配のスタッフはとても親切で、やっぱサンリオ最高と序盤から気分が良くなる。ディズニーランドの接客も素晴らしいがそれとまた違う。もっとこう、商店街のおばあちゃん的な接客というか。距離は近いが礼儀があって。伊勢丹の接客に近いかもしれない。サイが好きなクロミマイメロの友達で、ドクロがついた黒い頭巾を被ったうさぎだ。詳しく知らないが、愛くるしいマイメロに比べてちょっとダークで性格が捻くれていそうな感じ。目つきが可愛い。サイに言われるまで私もそんなに注目したことがなかった。キティやシナモンではなくクロミを推すサイはなかなかいいセンスをしているなと親バカながら思っている。海の家を模したスペースに時間交代で着ぐるみと一緒にゲームができて、更に課金すれば接触が可能ということだった。海の家は昨日始まったばかりだったので長蛇の列ができていて、これを並ぶのかと列が苦手な私はめげそうになったがサイの夢のためと思って我慢して1時間くらい並んだ。しかし整列の途中で接触券は人気のキャラクターから売り切れていき、クロミは最後まで残っていたがあと5人くらいでやっと買えるという時に売り切れて買えなかった。悲しかった。子ども優先してほしいなと少し思ったが大人だって会いたいし課金するのに大人も子どももないかと落ち込んだ。サイに「クロミちゃんに今日は会えないよ」と伝えた。残念そうにしていたが、気分を切替えるためにレストランでかわいいごはんを食べたら落ち着いたようだった。昼食後、パレードが始まったが前回見たのと同じだったし人が多すぎたので後ろの方からチラ見した。でもいい感じにスペースが空いていたので意外によく見えた。ちょうどクロミちゃんが通ったのでサイを肩車した。サイは喜んでいた。接触できないけど推しが踊るところを見られてよかった、と私も安堵した。もうこの辺り全てがオタクの考え方だ。ピューロランドはアイドル文化をうまく取り入れているのでオタクは馴染易い世界だと思う。その後「KAWAII KABUKI ~ハローキティ一座の桃太郎~」を鑑賞。これも大分並んだ。サイはその間ぐずらず偉かった。ずっと観たいと思っていた「かわいい」と歌舞伎が融合したミュージカルは想像を上回るぶっ飛び具合と面白さで私はげらげら笑っていた。隈取したキティやシナモンのビュジュアルがまずすごい。サイも受けていた。歌舞伎は詳しくないが、松竹が監修しているらしいのでなかなか本格的だと思えば急に激しいダンスが繰り広げられたり、この真面目なのに狂っている感じがサンリオの「かわいい」だなと思った。歌舞伎に圧倒されたのであとはカフェで休んだりゆっくりしていた。サイがやりたがったのでキティのポップコーンマシンをしてからピューロランドを出た。駅に向かう途中、空に目をやるとピンク色とブルーグレーが曖昧に混ざる空に猫の目のような細い三日月が浮かんでいた。美しかった。

同行者と別れて帰宅する途中、サイが寝てしまったので一人でサイと荷物を抱えて駅の階段を上がり下がりしなくてはならず体力的に相当きつかったがこんなことでしんどいと思ってはいけないと耐えた。サイは私の推しTiny Poemのプラスチックチェスト(初めて現行商品を見たので即買いした、ちなみにTiny Poemは総選挙68位)を「これサイくんの!」と言って奪い、サイに買ったキティちゃんのドールハウスの家具を嬉しそうにチェスト詰めていた。アクセサリー入れにしようと思ったのに、まあいいか。最近かわいいものがサイと取り合いになる。シャワーを浴びて就寝。


7月16日(月)
サイと昨日観れなかったルパトレンジャーとプリキュアを観る。ルパトレンジャーはルパンブルー(宵町透真)に焦点を当てた回だった。ジャングラー(悪者)がブルーの料理を食べて美味しすぎて悶絶しているところとか、げらげら笑った。エックス登場以来、劇的に面白くなった。強化アイテムが多すぎて何が何か分からずついていけなくなってきたので本があれば調べてみたい。ルパンブルー役の濱正悟さんの低い声が好きで台詞を真似したらサイは喜んだ。顔もけっこう好きかもしれない。調べたらエイベックス所属だった。濱さんはカレー好きらしい。プリキュアも面白かった。えみるとルールーが登場するだけで血圧が上がる。ギターの音色で攻撃するってどう考えてもカッコ良い。パップルが元気そうでよかった。週に一度の楽しみ。

暑くて昼から缶ビールを開けた。昼食後サイと昼寝。結局陽が落ちるまで出られなかった。夕食は冷蔵庫の残り野菜カレー。これからの問題が多すぎる。昔から真面目に生きてきたつもりなのになぜこんなことになってしまったのだろうか。サイとレンジャーやプリキュアを観たり二人で美味しいねって食べて楽しく暮らしたいだけ。普通に生きたいだけ。普通に。多くを望んでいないのにその普通が遥か遠くにある。誰にも頼らないと決めている。死ななければ大丈夫。意外に根性あるよね、と昔から言われてきた。あと少しだ。人混みは嫌いだが季節が終わる前に打ち上げ花火が見たい。まだ見たことないサイにも見せてあげたい。何と言うだろうか。